「公私混同」
この問題で安倍政権の支持率が急低下しています。
「安倍首相と昭恵夫人の
公私混同という甘さが内閣支持率の低下を招いた」
「個人を大事にすればするほど、
公私混同や忖度があるのでは」
安倍首相に対してこう苦言を呈した
首相補佐官の指摘に私も同感です。
これは、経営者を含む、
人の上に立つリーダーすべてに言えることです。
私の過去の経験からして、
自分や身内に甘く
公私混同が散見する社長の会社は
非常に利益改善がしづらい。
それは、財政危機を叫びつつ、
歳出を毎年増やして減らすことができない
この国の体質と同じだからです。
この問題は、
世襲で社長になった後継者は特に要注意して頂きたい。
先代の真似をしていいことと悪いことがある。
これくらいいいのではないか・・・
という甘さが己の人望をなくす原因となります。
公費で絵本「クレヨンしんちゃん」を買い、
「せこい=SEKOI」いという言葉を
世界に知らしめて辞任した舛添前東京都知事。
人はよく見ています。
あなたは見られているのです。
このことを肝に銘じなければなりません。
「泣いて馬謖を斬る」という言葉がありますが、
「信賞必罰」はリーダーの条件です。
厳しいかもしれませんが、
経営コンサルタントとしてはっきり言わせていただきます。
自分や身内に厳しくできない人物に、
社長及び後継者の資格はありません。
皆さん、こんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
前回に引き続き、
「店舗会議」の進め方について説明します。
次に、再度ホワイトボードに注目させて、
「固定費」
「粗利益率と平均粗利益/棟」
「引渡棟数と客単価」
の順に問題を「特定」していきます。
特定した問題は、
各自ノートにメモするよう指示します。
このように、ホワイトボードに注目させては
手元のノートに書き込ませることで、
問題意識と目標達成意識が高まり
計数管理も強くなっていきます。
次に、営業資料と工事台帳等の社内資料を使って
問題を「詳細に特定」します。
固定費に関しては、
総務経理から店舗別の経費内訳を取り寄せると良いでしょう。
具体的には、次の手順で会議を進めます。
・まず、固定費の問題について事務から発表します。
・次に、粗利益率と平均粗利益/棟の問題について工務から発表を行います。
・次に、引渡棟数と客単価の問題について営業から発表を行います。
・あわせて、各自が事前に用意した「改善提案」を発表します。
店長は、疑問点や不足点についてヒアリングした後に
「コスト」と
「客単価」と
「上棟引渡」
に対する対策を「決定」します。
次に、決定した対策の利益改善効果を予測して
決算予測の営業利益に織り込んで「シミュレーション」します。
シミュレーションした「残目標営業利益」を
「平均粗利益/棟」で割れば、
後何棟受注をしなければならないか
「残目標受注棟数」が算出されます。
残る課題は「受注」です。
これに関しては、次回に説明します。
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