V字回復の勘所その百十七:
「人財育成の要諦とは?」
本日は、アメリカ合衆国の新しい大統領が決まる日。
事前の予想で優位なクリントン氏なのか。
或いは、旋風を巻き起こしてきたトランプ氏なのか。
開票のライブ中継を横目にブログを書いています。
皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所をお届けしています。
「企業は人なり」
この言葉が示すように、
人財育成は、企業経営における最も重要なテーマです。
ところが、多くの社長は、
人財をどのように育成すればよいのか分からず悩んでいます。
2:6:2の法則というものがありますが、
どの会社組織にも二割(程度)の赤字社員が存在します。
特に、業績不振に苦しむ会社は、
多くの問題社員を抱えて「労務倒産」の危機にさらされています。
そこで、赤字の社員を黒字の社員に変える
V字回復人財教育の要諦をお伝えします。
心が変われば 態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる
運命が変われば 人生が変わる
この言葉は、ヒンズー教の経典にある教えだと言われています。
着目すべき点は、
「心が変わる」と「行動が変わる」という二点です。
すなわち、
「意識改革」と「行動改革」が人財育成の鍵を握っています。
意識改革のポイントは「自己反省と感謝」です。
他責にせず、主因を内に求めて自らを反省すれば、
生かされていることに対する気づきを得て感謝の心が生まれます。
全てはここから始まります。
意識が変わらずして行動が変わることはありません。
意識改革を行ってから、
間髪入れずに行動改革に着手します。
行動改革を推し進める有効なツールは「目標管理」です。
大切なのは、行動目標の設定です。
目標数値を達成するための具体的な「行動目標」を設定します。
自身の問題点と原因を紙に書きだし、
そこからピントの合った行動目標を導き出すことが大切です。
次に、立てた行動目標を「実行」に移します。
決めた目標をやり抜くことで実行力が養われます。
そして、この取り組みを「管理」します。
できたかできなかったか、毎日○×を記します。
繰り返しますが、
毎日進捗をチェックすることが大切です。
毎日○×を刻むことで、
最低でも一ヵ月間に30回は行動目標を意識します。
この地道な取り組みが、
目標達成意識を潜在意識までに到達させます。
最後に、「反省」を行います。
〇×をカウントして取り組みを数値で評価し、
成果、問題とその原因、課題と対策を紙に書き出します。
反省は、個人任せにせず、
上司が関わって助言を与えることが大切です。
人財教育のキーマンは、「社長と現場リーダー」です。
目標営業利益の達成に向けた、
リーダー自身の自己変革に対する取り組みと、
周囲を巻き込む強いリーダーシップが、
人を動かすエネルギーの源泉となります。