V字回復の最前線:
「成果を出す人には共通点があります。まず情熱があります。そしてすぐに行動に移します。何より考え方が真っ当で基本に忠実です。一方成果を出せない人は思いが薄い。そしてすぐに行動に移さず言われてもやらない。また、考えがズレて基本を疎かにしています。能力は二の次、大切なのは考え方と熱意です。」
皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
本日は、V字回復の最前線をお届けします。
「成果を出す人には共通点があります。まず情熱があります。そしてすぐに行動に移します。何より考え方が真っ当で基本に忠実です。一方成果を出せない人は思いが薄い。そしてすぐに行動に移さず言われてもやらない。また、考えがズレて基本を疎かにしています。能力は二の次、大切なのは考え方と熱意です。」
とある指導先に、Kさんという優秀な社員がいました。
Kさんは、前職トラックの運転手をしていましたが、
三十半ばで営業職として入社し、
初年度から実績を残して翌年には主任に昇格しました。
その後も順調に成果を出し続け、三年目に店長に昇格しました。
店長になって初年度こそ赤字を出したものの、
その失敗をばねに一念発起して翌年には黒字化に成功し、
更にその翌年には過去最高益をたたき出すことに成功しました。
ちょうどその時期に着手していた事業承継と後継者体制作りと相まって、
入社六年足らずで役員に抜擢され、常務の責務を拝命することになりました。
「今一番の楽しみは、部下の成長を感じることです」
こう話す店長時代のKさんの横顔を、今でもよく覚えています。
成果を出す人には共通点があります。
まず、想いがあります。
顧客に対する想い、部下に対する想い、会社に対する想い。
こうした想いが人一倍強い。
そして、情熱があります。
目標達成に対する並々ならぬ情熱があります。
また、すぐ行動に移します。
良くないことはすぐにやめ、良いと思ったことはすぐに実行に移します。
だから、結果が早い。
そして、何よりも考え方が真っ当で基本に忠実です。
逆に、成果を出せない人に共通しているのは、まず想いが薄い。
他人様のために役に立とうとする想いが希薄で、
楽な道、楽な道ばかりを選んで進退窮まる傾向があります。
また、決めたことをすぐに行動に移さない。
それどころか、言われてもやらない。
そして、何よりも考え方がズレていて、
基本が疎かになっています。
京セラ創業者である稲森和夫氏が、
成功の要件を次のように述べました。
「考え方×能力×熱意」
私も、この言葉のとおりだと実感しています。
そして、私が特に重要視するのが考え方と熱意です。
Kさんは、前職がトラックの運ちゃんでした。
決して能力が高いわけではありません。
しかし、なぜ、成果を出すことができたのか。
それは、考え方がまっとうで、
誰よりも熱意があったからです。
すなわち、能力は二の次、
大切なのは考え方と熱意です。
能力には、先天的なものと後天的なものがありますが、
先天的な基本スペックは、親から譲り受けたものです。
生まれつき足が速いものもいれば、IQが高いものもいます。
また、体が大きく力が強いものもいれば、感性豊かなものもいます。
すなわち、
それぞれに向き不向きがあるということです。
しかし、考え方と熱意はどうでしょうか。
本人次第でいくらでも高めることができます。
すなわち、人財教育と意識改革こそが、
V字回復のカギとなるのです。