V字回復の勘所その八十七:
「原価を削減するためには、年度目標の平均粗利益/棟から逆算し、物件ごとに指示利益定めて指示予算内で実行予算を作ることが大切です。」

専務が悪い、部長が悪い、店長が悪い・・・
そうではありません。
部下はあなたの心を映し出す鏡です。

皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは・・・

「原価を削減するためには、年度目標の平均粗利益/棟から逆算し、物件ごとに指示利益定めて指示予算内で実行予算を作ることが大切です。」

重要なのは、何を目安に実行予算を作成するかです。

直接原価をカバーできる(採算)ラインか。
又は、間接原価までカバーできる(採算)ラインか。
或いは、経費までカバーできる(採算)ラインか。

上記のいずれでもありません。
重要なのは、全社目標営業利益が達成できる(採算)ラインです。

役員は、全社目標営業利益を達成させるために設定した
年度目標の平均粗利益/棟から逆算して、
物件ごとに指示利益を定めます。

現場は、その指示利益と契約金額との差額である
指示予算内で実行予算を組んで原価管理を行います。

多くの会社では、
役員が経営の視点から指示利益を与えることなく、
実行予算と原価管理が現場任せになっている傾向があります。

役員が成行き経営を改め、
目標営業利益をベースに
先行管理を行っていく習慣を身に着けることで、
原価は確実に逓減していきます。