V字回復の勘所その八十:
「高い目標を掲げて経営管理のPDCAをまわすことができる様になれば、管理の質が飛躍的に変わります。すると、固定費削減や原価改善や営業プロセス管理にしろ、枝葉のテクニックとは比べ物にならない効果が発揮されます。」

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

V字回復コンサルタントの李です。
本年度、第一弾のブログをアップします。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは・・・

「高い目標を掲げて経営管理のPDCAをまわすことができる様になれば、管理の質が飛躍的に変わります。すると、固定費削減や原価改善や営業プロセス管理にしろ、枝葉のテクニックとは比べ物にならない効果が発揮されます。」

です。

様々な会社の指導を行っていると、
次第にV字回復できるかどうかを事前に判別できるようになります。

判別の基準は幾つかありますが、
V字回復がむつかしいと判断するケースの一つに、
他力本願でとにかく楽になりたいと思っている社長の会社は厳しい。

他力本願の人間は楽になる事ばかり考えて
自らを変えようとする努力をしません。

他力本願で業績と人の問題が劇的に改善するほど
経営の世界は甘くありません。

他力やノウハウは、
自らを変える支援ツールにすぎません。

重要なのは、自ら反省して感謝の念を抱き、
高い目標を掲げて本気で挑戦し続ける姿勢を持つ事です。

この姿勢さえ持てれば、
V字回復は半分成功したようなものです。

高い目標を本気で実現しようとすれば、
自然に先行管理を行おうとします。

すると、問題を発生させないように先回りするようになる為、
経営管理のPDCAサイクルが回り始めます。

すると、管理の質が飛躍的に変わり、
固定費削減や原価改善や営業プロセス管理にしろ、
枝葉のテクニックとは比べ物にならない効果が発揮されます。

問題が発生してから対処する体質では、
日々刻々と変化していく経営環境の中で、
次々と発生する問題の対処に追われる悪循環にはまります。

しかし、高い目標営業利益を掲げて先行管理を行い
問題を未然に防ぐ努力を行うようになれば、

問題に足を引っ張られることが少なくなり、
目標達成に向けて着実に前進できるようになります。

すると、成果がスムーズに出るのです。