V字回復の勘所その七十三:
「V字回復決算賞与の支給額は、月給と役職係数と評価点数で決まります。ポイントは、評価点数は会社が決めるのではなく、現場のリーダーに任せることです。実際に頑張ったのは誰か、頑張っているふりをして足を引っ張ったのは誰か。このことを一番よく知っているのは現場にいる自分達だからです。」
皆さんこんにちは!
緊張と弛緩。
このバランスが健康で仕事を続ける秘訣ですね。
V字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、
「V字回復決算賞与の支給額は、月給と役職係数と評価点数で決まります。ポイントは、評価点数は会社が決めるのではなく、現場のリーダーに任せることです。実際に頑張ったのは誰か、頑張っているふりをして足を引っ張ったのは誰か。このことを一番よく知っているのは現場にいる自分達だからです。」
です。
V字回復決算賞与の「各個人への配分基準」について説明します。
V字回復決算賞与の支給額は、
月給と役職係数と評価点数で決まります。
役職係数とは、役職に応じて
月給の何ヶ月分の引当金を積むのかという月倍数です。
月給はすでに決まっており、
役職係数は標準月給を基準に会社で決めておきます。
残るは評価点数の決定です。
評価点数とは、社員間の公平性を保つために
「利益貢献度と頑張り」に応じて支給額を調整する要素です。
利益貢献度は、個別に業績管理を行う事で計測が可能です。
問題は、頑張りに対する計測と客観性です。
そこで活用するのが「V字回復目標管理制度」です。
V字回復目標管理制度については、
「考え抜く力×やり抜く力=成果」でも述べましたが、
行動目標を見える化して、できたのかできなかったのか
毎日○×を付けながら全員で取り組むものです。
これがそのまま頑張りを表す基礎資料になります。
ポイントは、評価点数は会社が決めるのではなく
店長に「任せる」ことです。
実際に頑張ったのは誰か、
頑張っているふりをして足を引っ張ったのは誰か。
このことを一番よく知っているのは現場にいる自分たちです。
よって、評価点数は店長に決めさせるのです。
これは、二年目以降の改革テーマである
「強いリーダーと小集団を作る」につなげる
布石の意味も込めています。
権限と責任を大胆に委譲し、任せるものは任せて
自分で考え自分で決めることができる「自主自立」した人と組織を作るのです。