V字回復の勘所その七十四:
「機会の不公平と結果の平等は組織を腐らせます。機会の平等と結果の公平による適正な格差を作ることが全体を伸ばします。」

皆さんこんにちは!

今年も残すところあと20日ですね。
皆さん、新しい年を迎える準備は進んでいますか?
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、

「機会の不公平と結果の平等は組織を腐らせます。機会の平等と結果の公平による適正な格差を作ることが全体を伸ばします。」

です。

V字回復決算賞与の「支給対象者」について説明します。

V字回復決算賞与の「支給対象者」は、
目標営業利益の達成に積極的に取り組んだ社員です。

決算賞与制度の目的に反して
従来となんら行動を変えることなく、

改善活動が消極的であると判断された者は
決算賞与の対象者とはなりません。

すなわち、
店長の判断で評価点数をゼロにして
「ゼロ円申告」を行ってもかまわないという事です。

この条項も重要なポイントの一つです。

繰り返しますが、V字回復決算賞与制度の目的は、
目標営業利益の達成と頑張った分報われる会社を作ることにあります。

生活給的な意味合いが強かったこれまでの賞与とは
明らかに違うという事を明確に示す必要があります。

これまでの考えの延長で、
頑張った者にも怠けた者にも平等に支給して
めでたくチャンチャンでは意識は変わりません。

社長以下店長たちが公平な評価を厳しく下し、
「適正な格差を作ることが全体を伸ばす」という、
非常識にも思える真実を体で覚えて頂くのです。