V字回復の勘所その七十二:
「黒字だから賞与が支払えるのであり、目標達成すればこそ決算賞与が支払えるのです。」

皆さんこんにちは!

幸せになりたいと思う人。
幸せにしてあげたいと思う人。

私は後者であり続けたい。
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、

「黒字だから賞与が支払えるのであり、目標達成すればこそ決算賞与が支払えるのです。」

です。

V字回復決算賞与制度を導入する際には、
「業績不振に対する責任」について
明確に規定しなければなりません。

会社が赤字でも、黒字の時と変わらず
夏季賞与を1.5か月分、冬季賞与を1.5か月分、
合わせて年間3ヵ月分を律儀に支給している会社があります。

私からすれば、
そもそもこの考え方がおかしい。

黒字だから賞与が支払えるのであり、
目標達成すればこそ決算賞与が支払えるのです。

赤字でも賞与が支給され、
その上決算賞与まで設けては会社にとって見合った話ではなく、なによりも社員教育に悪い。

21世紀に入ってグローバル化とIT化が進み、
経営環境と人々の価値観は大きく変化しました。

こうした変化に合わせて、
経営のやり方も変えていかなければなりません。

赤字でも律儀に賞与を支給する問題の根本的原因は、
「全体主義と護送船団方式」、「コストに甘くどんぶり勘定」、「社員に甘い親分経営」にあります。

V字回復決算賞与制度の導入は、
こうした古い価値観に対する改善指導でもあるのです。