V字回復の勘所その七十一:
「生産性無くして利益無く、利益無くして給与なし。」

皆さんこんにちは!

昨日は3時半、今朝は4時・・・
最近やたらと早く目が覚めてしかたがない
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、

「生産性無くして利益無く、利益無くして給与なし。」

です。

V字回復決算賞与制度は、
目標営業利益に対して相応の額の決算賞与引当金を積み、
目標達成することで決算賞与が支払われる仕組みです。

したがって、営業利益から支払うわけではありません。
既に引当金として費用計上しているので、
目標達成すれば営業利益がまるまる会社に残ります。

ここが、重要なポイントの一つです。

つまり、「自分たちの給料は自分たちで稼ぐ」
という教育理念がそこにあるのです。

これが、給与の源泉を労働時間と考える
組合的な権利意識を改革する特効薬です。

給与の源泉とは何か。
それは付加価値※です。

※ 粗利益から人件費以外の経費を差し引いた利益。

付加価値を稼ぐためには、
自らの労働生産性を高める必要があります。

即ち、「生産性無くして利益無く、利益無くして給与なし」です。

V字回復をするためには、
労働時間を給与の源泉とする考え方から、
付加価値を給与の源泉とする考え方に転換する必要があるのです。