V字回復の勘所その六十一:
「店長が管理と部下育成ができない営業職人になっていないか?」
皆さんこんにちは!
・日本のラグビーを変えよう!
・世界一タフな練習
・ヘッドコーチがぶれない
・毎日の積み重ねが大切・・・
TV出演した五郎丸歩選手の言葉に、
本物の組織作りとは何たるかを
改めて感じたV字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、
「目標が絵に描いた餅になっていないか?」
です。
多くの会社では、店長が育たず営業職人化して
管理と部下育成ができない問題があります。
その原因の一つは、
店長に利益責任を持たせていないためです。
受注さえ取れればいいと言う売上至上主義がインプットされ、
自ら契約に走り続けることでしか店舗の業績を改善する術を知らず、
いつまでも営業マンを卒業できないサイクルにはまっているケースは多い。
また、
店長自身が実質契約した物件を部下の名前で報告を上げ、
会社と部下の前で格好つけることをよしとした
妙な社風がこの傾向に拍車をかけているケースが多々あります。
これでは、部下が育たず、
店長がいつまでも現場で営業マンを続けることが
自分の仕事であると勘違いを起こしてしまうのです。
店長を育てるためには、
取りも直さず目標営業利益の達成に責任を持たせ、
その為にコストを下げて売上げを上げるという
経営の基本マインドを身に着けさせることです。
目標営業利益の達成を中心に考えれば、
組織を一つにまとめる必要性が高まり、
必然的に管理と部下の育成をせざるを得なくなるのです。