V字回復の勘所その五十:
「V字回復利益戦略では、固定費を販売費、管理費、人件費の三つに分けて考えます。」

皆さんこんにちは!

一昨日、偶然居合わせた滝川クリステルさんに、
元気よく挨拶して軽く会釈でかわされた
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、

「V字回復利益戦略では、固定費を販売費、管理費、人件費の三つに分けて考えます。」

です。

V字回復利益戦略では、
固定費を販売費、管理費、人件費の三つに分けて考えます。

一、販売費。
二、管理費。
三、人件費。

販売費とは、
広告宣伝費や販促費と言った「戦略経費」です。

これは削減ありきではなく、
一定の予算を確保しながら
費用対効果を高める方向で検討します。

管理費とは、本社と営業店の
地代家賃や水道光熱費と言った「維持費」です。

これは本当に必要な物やサービス以外、
全て削減する方向で検討します。

必要な物やサービスも、
「より安くより良い物」に替えることができないか検討します。

情報技術革命とグローバル化がもたらす恩恵により、
今や安くて便利な物やサービスが次々と出てきています。

固定観念と古いライフスタイルを捨てることができれば、
更なる削減が可能です。

人件費とは、
稼ぎ出した付加価値に対する「労働分配」です。

給与には本来労働市場で形成される相場があり、
生産性に応じた適正水準があります。

また、給与は社員の「やる気」に直結します。
したがって安易な給与カットは行いません。

「人件費総額は抑制」しながらも、
一人一人の生産性を高めて
「給与水準を高める」方向で検討します。