V字回復の勘所その十一:
「護送船団方式とは、旧日本軍が一番遅い船にあわせて船団を護送したやり方です。この変化の時代に、一番遅い船に合わせて皆で手をつないで進めば一体どうなるか。「すべてを守ればすべてを失う」事になるのです。」
皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、
「護送船団方式とは、旧日本軍が一番遅い船にあわせて船団を護送したやり方です。この変化の時代に、一番遅い船に合わせて皆で手をつないで進めば一体どうなるか。「すべてを守ればすべてを失う」事になるのです。」
です。
全体主義とは、
要は人情と忠誠で結ばれた「親分経営」の事です。
その特徴は、
成果ではなく「忠義」を重んじ、
進化向上ではなく「体制維持」を優先することです。
そして、護送船団方式とは、
旧日本軍が一番遅い船にあわせて
船団を護送したやり方です。
しかし、この変化の時代に一番遅い船に合わせて
皆で手をつないで進めば一体どうなるか。
「すべてを守ればすべてを失う」事になるのです。
かつて、金融機関の親分であった旧大蔵省が、
このやり方で子分の銀行や保険会社や証券会社を守ろうとして失敗し、
事実上金融システムが破たんして、
国民の血税が注入されました。
体制維持の為に人に厳しくできず、
問題を先送りし続け、
問題店の赤字を全体で負担しきれなくなった時、
すべてを失う事になるのです。