V字回復の勘所その百三十四:
「目標利益を達成させる業績検討会とは?三」
先日、沖縄の慶良間諸島に旅行に行ってきました。
海は透明度抜群で、たくさんの熱帯魚や
愛らしいウミガメと一緒に泳ぐことができましたよ。
仕事中毒の私ですが、
久しぶりに心からリラックスすることができました。
皆さん、こんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
前々回より、目標利益を達成する「業績検討会」
についてお伝えしています。
前回のブログでは、
業績検討会の内容と進め方について説明しました。
今回も引き続き、業績検討会の内容と
進め方について簡単に説明します。
(前回からの続きです)
次に、問題を詳細に特定していきます。
初めに、
「固定費管理シート」をスライドに映しだして
残目標を確認した後、
勘定科目別に予実差異を確認して
問題をピンポイントで特定します。
※固定費管理シートについてはこちらの記事を参照
↓↓
決算予測の利益管理とは?~販管費の削減~
次に、「粗利益管理シート」をスライドに映しだして
粗利益と平均粗利益/棟の残目標を確認した後、
物件ごとに予実差異を確認して
問題をピンポイントで特定します。
あわせて、客単価も物件ごとに確認して
問題をピンポイントで特定します。
※粗利益管理シートについてはこちらの記事を参照
↓↓
決算予測の利益管理とは?~原価削減一~
決算予測の利益管理とは?~原価削減二~
次に、「完工ヨミ表」をスライドに映し出して
引渡棟数の残目標を確認した後、
店舗及び担当者別に
問題をピンポイントで特定します。
※完工ヨミ表についてはこちらの記事を参照
↓↓
決算予測の利益管理とは?~売上高の先行管理~
決算予測の利益管理とは?~売上高の先行管理二~
問題が特定される都度、
社長はその原因について部門長(店長)にヒアリングします。
部門長(店長)は問題の原因について報告し、
あわせて事前に用意した「改善提案」を発表します。
ここまで議論を進めると、
「コスト」と「客単価」と「上棟引渡」に対する対策が決定します。
決定した対策の改善効果を予測して
決算予測シートに織り込み、
残目標営業利益を「シミュレーション」します。
シミュレーションした「残目標営業利益」を
「平均粗利益/棟」で割れば、
後何棟受注をしなければならないか
「残目標受注棟数」が算出されます。
残る課題は「受注」です。
これについては、次回お伝えします。