V字回復の勘所その百十八:
「行動改革のポイントとは?~その一~ 」
「勝って兜の緒を締めよ。」
この故事にあるように、
経営者は、連戦連勝に自惚れることなく、
勝利の後は、より一層気を引き締めて
経営に取り組むことが大切です。
皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所をお届けしています。
「目標達成」、「目標必達」、「常勝集団」。
こうしたスローガンを掲げて
取り組んでいるものの現実は厳しく、
実際のところ目標は万年未達で、
あきらめ感が漂っている会社は少なくありません。
特に、業績不振に苦しむ会社は、
多くの問題社員を抱えて「労務倒産」の危機にさらされています。
そこで、こうした現状を打破するべく、
V字回復人財教育のヒントをお伝えしたいと思います。
目標を達成するためには、
「行動」を変えなければなりません。
即ち、目標数値を達成するための
具体的な「行動目標」を設定して取り組む必要があります。
ところが、多くの会社を見てみると、
目標設定といえば数値目標の設定を意味し、
それを達成するための、
具体的な行動目標には手を付けていません。
よって、行動に対する管理も手つかずのままです。
これが、大きなミスなのです。
行動が変わらなければ結果も変わりません。
人の行動を変える鍵が「行動目標」の設定です。
行動目標の設定には、
いくつかポイントがあります。
その一つが、「5W3H」を明確にすることです。
5W3Hとは、
Why・・・・・・・なぜ。
Who・・・・・・・だれが。
When・・・・・・いつ。
Where・・・・・どこで。
What・・・・・・なにを。
How・・・・・・・どのように。
How much・・いくら。
How many・・どれくらい。
の事です。
曖昧な「頑張ります目標」では意味がありません。
何を、いつまでに、どれくらい、どのようにするのか。
最低でもこの四つは明確にし、
できれば○、できなければ×ときちんと評価できるまで詳細に落とし込むことが大切です。