V字回復の勘所その三十五:
「無借金経営でない限り、黒字というだけでは資金は回りません。借入金の元金返済分まで利益を稼ぐ必要があります。それができなければ返済の為の借入金をすることになります。ローン返済の為にローンを繰り返すようでは、中長期的に自主独立した経営はできません。」
皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、
「無借金経営でない限り、黒字というだけでは資金は回りません。借入金の元金返済分まで利益を稼ぐ必要があります。それができなければ返済の為の借入金をすることになります。ローン返済の為にローンを繰り返すようでは、中長期的に自主独立した経営はできません。」
です。
長期借入金の返済のために、いくら利益を稼がなければならないかを示したのが「必達利益」です。
「必達利益=長期借入金返済額から逆算した利益」
営業利益率の低い会社の社長の多くは、営業利益が黒字であれば銀行はお金を貸してくれるはずだから、黒字さえ確保できれば何とかなると考えている傾向があります。
しかし、無借金経営でない限り黒字というだけでは資金は回りません。
借入金の元金返済分まで利益を稼ぐ必要があります。
それができなければ、「返済の為の借入金」をすることになります。
ローン返済の為にローンを繰り返すようでは、
中長期的に「自主独立した経営」はできません。