V字回復の勘所その百二十六:
「経営者が身に付けるべき経営の発想法とは?~その二~」

先週末、とあるご縁からチケットを頂き、
オーケストラのニューイヤーコンサートに行ってきました。
 

 
オーケストラと言えば、
なんだか敷居が高いイメージですが、

 
 
今回のコンサートはトークも面白く、
物語の朗読に合わせて音楽を演奏したりと、
素人の私でも楽しめる内容でした。

 
 
自分の関心があるジャンルばかりでなく、
時に新しい世界に触れることも大切だなぁと思いました。
 
 
 
皆さん、こんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。
 
 
 
前回に引き続き、
 
 
 
経営者が身に着けておくべき
経営の発想法」についてお話します。
 
 
 
経営者として身に着けておくべき
経営の発想法とは何か?
 
 
 
それは・・・
 
 
 
高い目標設定」と「逆算の経営」です。
 
 
 
高い目標設定については、前回説明した通りです。
↓↓↓
経営者が身に付けるべき経営の発想法とは?~その一~ 
 
 
今回は、逆算の経営についてお話します。
 
 
 
まず、下記の図をご覧ください。
 
 
 
逆算の経営

これは、逆算の経営のイメージ図です。
 
 
 
直角三角形の右側天辺が「目標」。
左側底辺が「現在」です。
 
 
 
目標と現在のギャップ。
これが、問題です。
 
 
 
この問題(=残目標)を
残期間において如何に達成させるかを考え抜く。
 
 
 
これを、「逆算の経営」と言います。
 
 
 
具体的に見ていきましょう。
 
 
 
例えば、
 
 
 
目標営業利益が5000万円、
 
 
 
現時点における決算予測が2000万円、
 
 
 
決算は3月末、現時点は8月末だったとします。
 
 
 
残目標3000万円(5000万円-2000万円)を、
残期間7ヵ月間でどのように上げるのか。
 
 
 
社長を中心に全社員は、
このことに全力で取り組まなければなりません。
 
 
 
目標を達成するためには、
コストを下げて売上高を上げるしかありません。
 
 
 
残期間において、
どれだけ販管費を引き下げるのか。
 
 
 
そして、原価を何パーセント下げるのか。
 
 
 
まずはコストの改善目標を設定し、
徹底的に「損益分岐点売上高」を引き下げます。
 
 
 
次に、残目標売上高を設定します。
 
 
 
残期間において、
どれだけの客数を獲得しなければならないのか。
 
 
 
そのためには、
どれだけの集客数が必要なのか。
 
 
 
そして、
契約率を何パーセントアップするのか。
 
 
 
客単価はどうするのか。
 
 
 
客単価を下げて客数を増やす方向なのか。
 
 
 
或いは、
付加価値を付けて客単価を引き上げる方向なのか。
 
 
 
このように、
 
 
 
目標営業利益から逆算して
詳細に改善計画に落とし込む。
 
 
 
これが、「逆算の経営」です。
 
 
 
重要なのは、
 
 
 
現在地から目標を見上げるのではなく、
目標から現在を見下ろすことです。
 
 
 
なぜなのか?
 
 
 
それは、現在地から目標見上げていては、
できない理由ばかりが脳裏によぎるからです。
 
 
 
登山家は、登山をする際に、
まず山の頂からみた景色をイメージするといいます。
 
 
 
登頂したい。
そして素晴らしい景色が見たい。
 
 
 
これ一心であるが故に、
どうしたらできるのか」だけを考えるのです。
 
 
 
「間違いなく登れるのであれば、登る必要はない。
登れないかもしれない山を、どうしたら登れるか考える。」
 
 
 
こう言ったのは、
日本人で初めてヒマラヤ14座を制覇した竹内洋岳さんです。
 
 
 
彼は、続けてこう言っています。
 
 
 
「ルートを決め、
何を持っていくべきかを試行錯誤する。
 
 
 
山に対峙したとき、
手をどう動かすか、どっちの足を動かすか、細かに想い描く。
 
 
 
想像することが、
おもしろいんだと思います。
 
 
 
人生も同じではないでしょうか?」
 
 
 
経営者には、
このマインドと発想が必要なのです。