V字回復の勘所その百六:
「職場の改善は気持ちよい挨拶から 」

「千日をもって初心とし、万日をもって極みとする。」

その道で3年以上打ち込んでようやく初心とみなし、
30年以上経て初めて物事を極めたと言えるという意味です。

これは武道の世界に伝わる言葉ですが、
それに限らず経営の世界にも通じる言葉だと思います。

地位や肩書に慢心せず、
日々精進することが大切です。

皆さんこんにちは!
V字回復コンサルタントの李です。

前回に引き続き、V字回復を行うために欠かせない
基本行動についてお話します。

基本行動で特に重要なのが「挨拶」です。

「おはようございます、ありがとうございます、すみません。」

これは、親が幼児に繰り返し教える言葉です。

幼い時に家庭教育でクリアしなければならない挨拶。
これができない子供は、
やはり大人になってもできません。

自分の職場を含めて周囲を見渡してみてください。

職場で、外出先で、電話対応で、
おはようございます、ありがとうございます、
すみませんがキチンと言えないばかりに、

相手の気分を害して
クレームに発展するケースを見たことがあるはずです。

おはようが言えない、ありがとうが言えない、すみませんが言えない。
その一言がないばかりに社会不適合者になっていく。

改めて考えれば、
挨拶とは社会人として生きるうえで
大変重要なものであると気づかされます。

・よろしくお願いします。

・いらっしゃいませ。

・おはようございます。

・ありがとうございました。

・失礼します。

・すみません。

・はい、喜んで。

この七つの挨拶の頭文字を取って、
「よいおあしすは」と呼びます。

「よいおあしすは」は、コミュニケーションの基本です。
「よいおあしすは」を自然体で使いこなせる人の立ち振る舞いは美しい。

身に着けて美しい物、それを躾と言いますが、
「よいおあしすは」は人として備えなければならない基本的な教養です。

経営改善及びV字回復は、
こうした基本的なことから教育していくことが大切です。