V字回復の勘所その六十四:
「営業プロセス管理を強化するためには、業務指針を作成して営業のあるべき姿を示すことが大切です。業務指針とは正しい業務フローと標準指標を示したものです。例えば、初回接客から次回アポ取得までの流れと注意点、そして各プロセスにおける標準指標を文章で明示します。」

皆さんこんにちは!

雲一つない秋空に差し込む朝日と
ひんやりとした空気がとても清々しいですね。
V字回復コンサルタントの李です。

V字回復の勘所を連載しています。
今日のテーマは、

「営業プロセス管理を強化するためには、業務指針を作成して営業のあるべき姿を示すことが大切です。業務指針とは正しい業務フローと標準指標を示したものです。例えば、初回接客から次回アポ取得までの流れと注意点、そして各プロセスにおける標準指標を文章で明示します。」

です。

例えば、住宅営業の標準指標は次のようなものがあります。

・着座数と着座率及び接客時間。

・資金診断実行数と実行率。

・次回アポ取得件数と取得率。

・見積提案件数と見積り提案からの契約率。

・契約数と来場者契約率。

これらの指標に標準値を設定し、
社員に営業のあるべき姿を示します。

私はこれを、「理想を指標で示す」と言っています。

理想を指標で示すメリットは三つあります。

一、理想を指標で示す事で、何をどれだけ目指せばいいのかが分かります。

二、全社員が共通の物差しを持つ事で、是非の分別が付きます。

三、標準と実績の差異分析を行う事で、ボトルネックが掴めます。

このように、営業プロセス指標を「業務指針」として明文化し
教育を行う事で契約率が着実に向上します。